シンガポールインターンシップ体験談|大学生が1か月働いて感じたこと
シンガポールの人材紹介会社「Good Job Creations」でインターンシップに参加している中嶋です。インターンシップに来て1か月が経ったということで、シンガポール(Good Job Creations)でのインターンシップに参加して感じたことを紹介します。
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インターンシップに参加して感じたこと
まず、大学生の私がインターンシップによって学んだことを3つ紹介します。
スピード感が段違い
プレゼン準備や報告をする際、内容の質は当然ながら「いかに早く具体的に伝えられるか」が重要と感じました。
スピードが重要な理由は自身の業務効率化だけでなく、相手の時間を奪っていることが大きな理由です。自身のためだけでなく、会社全体の利益を考えて業務に取り組む必要があると学びました。
スケジュール管理が難しい
仕事の進め方を知らないインターン生にとって、1日のスケジュール管理は非常に重要です。最近は、出社すると最初に1日のスケジュールを書き出すことにしています。その際、業務を細かく細分化することを意識するようになりました。
また、自分の能力に合わせて目標達成までの道筋を逆算し、長期的な計画も細分化して考えるようにしています。そのうえで無理のないスケジュールだと思っていても予定通りにいかないことがほとんどで、日々反省しながら改善することを心がけています。
仕事の現実を知る
大学ではケーススタディなどを通してインターンシップの予備知識をつけ、自信をもったうえでインターンに臨みました。しかし実際の仕事は大学で学んだ内容とまったく異なり、自分の無力さと仕事の難しさを思い知りました。
インターンシップが始まる前は「自分で企画を立ち上げて実行したい」と思っていましたが、いざその時になると何もできず悔しい思いをしました。
インターンシップに行けば楽しく仕事ができると思っていましたが、実際は日々の業務に追われ必死にこなすことに精一杯で、期限すら守れないこともあります。全力で挑んでも皆さんの足元にすら追いつけず、仕事の大変さや理想との違いを痛感しました。
シンガポールのインターンシップで感じたこと
ここまでは仕事全般に関する内容を書きましたが、ここからはシンガポールで働くことについて感じたことを紹介します。
日本人と外国人の違い
現在働いているGood Job Creationsには日本人にくわえ、シンガポール人やマレーシア人(特に中華系の方)がいます。国籍に関わらず同じ勤務時間働いていますが、日本人よりも外国人の方が退社時間には仕事を終わらせ、定時で帰宅している方が多い印象です。
このことから、外国人は仕事とプライベートをしっかりと区別して考えているのだと思いました。プライベートで十分休息を取り、仕事とのメリハリをつけることが作業効率を向上させる要因になっているのだと感じました。
日本で経験できないことができる
私はインターンシップでマーケティング業務を行っています。シンガポールは人口の3分の1が外国人で、シンガポール人のなかでも3つの人種が存在する多国籍な国です。
そのためマーケティングを行う際には人種の特徴や国民性、宗教などを考慮してニーズを探さなくてはいけません。シンガポールでのニーズを探る際、考えられる要素が日本に比べて多く存在するため、シンガポール内のニーズ調査に長い時間がかかります。
人種の特徴や国民性などをシンガポールに来て1か月の私が理解できるわけがなく、数多くあるニーズのなかから最善なものを選ぶことは非常に困難でした。
考え方や感じ方が違う国民が多いからこそマーケティングが難しく、この経験はシンガポール以外ではなかなかできない貴重な体験だと思っています。このような幅広い視野で物事を考える機会は、これから国内外問わず就職を控えている方にとって、有益な経験になるでしょう。
英語だけでなく中国語も学べる
海外インターンシップでは英語を学びながら会社で働けます。しかしシンガポールでは、英語だけでなく中国語まで学べます。
シンガポールの公用語は英語ですが、人種で1番多いのは中国系です。そのため、ほとんどの方が中国語と英語を話すことができ、日常の中に中国語が溢れています。中国語を勉強したいなら、シンガポールではちょっとした会話でも、中国語で話してみると中国語で返してくれます。
日本で外国人から日本語で話しかけられたら、日本語で返しますよね。さらに日本語が話せる理由が気になり、話題が広がるかもしれません。英語だけでなく中国語も学びたい方にとって、シンガポールは自分の行動次第でいくらでも学べる環境といえます。
海外インターンシップは興味があれば誰でも挑戦できる
海外でのインターンシップには、高い英語力が必須だと考えていませんか?私はもともと英語に自信がなく、海外のインターンシップでうまくやっていけるか心配でしたが、初出社の日にその不安は消えました。
なぜなら、Good Job Creationsでは日本人同士だと日本語で会話をしていたからです!社内に日本人がいると、外国人とのコミュニケーションの際にわからないことがあっても助けてもらえます。
海外インターンシップは「海外で働いてみたい」と考えている方は、誰でも参加できるのだと感じました。海外でインターンシップをするには、多少なりとも英語が必要になってきます。しかし、英語ができないからといって諦めるのはもったいないです。
シンガポールでの生活について(交通面・食事・治安など)
海外でのインターンシップで経験できることは、仕事だけではありません。1日の多くの時間を過ごす宿泊先や日々の食事でも、さまざまな経験を積めます。
しかし、長期の海外生活となると、治安の良さや食事が美味しいかなど、多少なりとも不安がありますよね。最初は私も不安に思っていましたが、1か月シンガポールで生活して不自由も不安も感じませんでした。むしろ日本よりも便利に感じることもあります。
現在、私は会社まで2km離れたホステルに宿泊しています。シンガポールに来たころ、海外の公共交通機関はほとんどが時間通りに来ないものだと思っており、通勤が心配でした。そのために、出勤の際はバスで10分の道のりですが、1時間前にはバス停や駅で待つようにしていました。
しかし、バスもMRT(電車)もほとんど正確な時間に到着します。さらに、どちらも便数が多いため、日本よりも待ち時間が少なく便利だと感じます。交通面での遅延の不安はなくなりました。
交通面だけでなく、食事も日本人の口に合っていると思います。毎日のインターンを終えると、美味しいものを食べれるので疲れも少しは和らぎます。
特に気になるであろう治安に関しても、とても安全な国です。夜遅くに何度かコンビニに出歩いても、危ない経験をしたことがありません。
日本に居るときと同じ行動が不安なくできます。ただし、安全な国ではありますが海外にいるという自覚を忘れないことは大切です。
また、休日には無料で楽しめる観光スポットも多くあるため、リフレッシュにも適しています。
シンガポールの治安や交通事情については以下の記事でも紹介してます。気になる方はぜひご覧ください。
>>「【2024】シンガポールの治安が良い理由!治安の悪い場所や注意点も」
>>「シンガポールの鉄道、タクシー、バスなど交通・通勤事情を解説!」
シンガポールでのインターンシップは多くの学びがある
学生と社会人の違いは思っていたよりも大きく、それを社会に出る前に知れたことは、本当に良い経験になりました。また、海外でのインターンシップを経験することによって、日本で行うのとは大きく異なる経験ができたと確信しています。
シンガポールでは英語だけでなく中国語も学べる環境下で仕事ができることや、人種の特徴・国民性・宗教などを考えながら視野広くマーケティングをできるのは、シンガポールならではです。
海外でインターンシップをすることは想像しているよりも難しいものでなく、興味と行動力があれば実現できます。海外で働く経験はグローバル化の進む日本で必ず役立つと思うので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください。
Good Job Creationsはシンガポールの求人情報の紹介から、就職支援まで一貫してサポートします。現地在住のコンサルタントによる無料相談も実施しているため、些細な相談でもお気軽にご利用ください!
シンガポールへの移住に興味がある方には、こちらの記事もおすすめです。
>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説」
ライター紹介
Keita Nakashima / Good Job Creations
大学を休学中の学生。昨年1年間はオーストラリアに留学しており、現在はシンガポールでのインターンシップに挑戦中。シンガポールでの暮らしは新しいことだらけで、毎日が刺激的です!