シンガポールで英語不要の日本人求人はある?英語力ゼロで就職するには
「海外への留学経験がなく英語力も自信がないけど、海外で働きたい」と考えていませんか?。
シンガポールでの就職は英語力がなくても可能ではありますが、英語力が高い方が仕事選びの選択肢は確実に広がります。しかし今すぐ海外で働きたい場合、年単位での海外留学や、TOEIC800点を取れるまで日本で勉強するような時間はないですよね。
この記事では、英語力ゼロからでも最短でシンガポール転職を実現するための英語勉強法や、英語力がなくても比較的できる可能性が高い職種・業種、海外での英語不問の求人の見つけ方を紹介します。
またGood Job Creationsでは、シンガポールでは就職・移住に興味がある方向けに無料相談を実施しています。興味があればぜひお気軽にご相談ください!
英語不要の求人が出やすい業界・職種
シンガポールを含め、海外で英語不問の求人が出やすい職種には以下が挙げられます。
- SE・エンジニア
- 美容師
- 料理人
- 日系企業の事務
それぞれ順番に見てみましょう。
SE・エンジニア(IT業界・製造業)
ITのような高い技術力が評価される業界では、語学不問の求人が出やすい傾向にあります。特にシンガポールのIT水準は高く「世界デジタル競争力ランキング2023」では3位にランクインしました(日本は32位)。
シンガポールでは高い実力をもつSEやエンジニアが求められており、語学力よりも技術力のアピールによる転職がしやすいといえます。
また海外での技術者の求人ではIT分野だけでなく、ハード系のエンジニアやメーカーでの求人も出されることがあります。経験がある場合はこまめにチェックすると良いでしょう。
美容師(美容業界)
美容師やネイリスト、エステティシャンなど、美容業界の仕事も英語不問で就職しやすい職種の1つです。
シンガポールには日系チェーンの店舗が多く進出しており、日本ブランドの認知度は高いといえます。また日本人の手先の器用さや接客の質の高さは海外でも認知されており、語学力に多少自信がなくても飛び込みやすい環境といえるでしょう。
料理人(飲食業界)
日系レストランの多くはまずシンガポールに出店し、認知度を高めてから東南アジア諸国に進出するケースが多いといえます。そのため日系飲食店での料理人や店長などの求人が出されることはよくあります。
日本料理はシンガポールでも人気が高く、料理の技術力やセンス、接客スキルなどが評価されているため、安定的に日本人の需要が多い業界です。
日系企業の事務
業界を問わず日系企業や日本とのやり取りが多い現地企業では、日本人の求人が多くあります。特に事務職では日本語をネイティブとして使いこなせる人材の需要が高い傾向にあります。
英語面接を乗り切るためのポイント
ここからは「英語に自信がないものの海外で就職したい」という方に向けて、面接でのポイントを見ていきましょう。まず海外就職の入り口に立つためには、英語面接を突破しなければなりません。
英語にはリスニング・スピーキング・リーディング・ライティングと主に4つの要素があり、実際に海外で働くうえではどの能力も求められます。
しかしシンガポールで面接を突破して内定を勝ち取るという点にフォーカスすると、スピーキング力とリスニング力、すなわち会話する力がもっとも重要です。なぜなら、面接の段階で読み書きを試されることは極めて稀だからです。
相手が何を言っているのか聞き取り、さらにこちらの言いたいことをできるだけスムーズに伝える。会話力さえあれば面接を突破し、海外就職の入り口に立てる可能性が高まります。
面接で使われる英単語の数や質問のバリエーションは決して多くありません。そのため総合的な勉強は不要であり、面接で想定されるボキャブラリーに絞って勉強することで、効率的に会話力を高められます。
またシンガポールでの転職を目指す場合、流暢で正確な発音や緻密なグラマーまで習得する必要はありません。
さまざまな非英語圏の外国人労働者を受け入れているシンガポールでは、英語の多様性について非常に寛容です。多少稚拙な英語でも、十分に会話を成立させてくれる方が多いといえます。
シンガポールでの就職を目指して英語を勉強するなら、英会話レッスンも欧米人の先生を相手に練習するより、実際に面接官となる可能性が高いアジア人相手に練習を重ねる方が実戦的でしょう。
アジア人との英会話力を高める2つの方法
アジア人相手に英会話力を高める効率的な手段として、以下の2つの方法をおすすめします。
1. フィリピンに3か月短期留学する
フィリピンへの短期留学は会話力を効率的に伸ばす有効な手段です。「フィリピン 留学」で検索すれば多くの語学学校が見つかります。
フィリピン留学の良い点は、癖のない英語を話すフィリピン人講師と、マンツーマンでひたすら一日中会話するというスパルタトレーニングを、わずか月10数万円程度で受けられる点です。
マンツーマン英会話であれば会話のトピックを自由に設定できるので、面接を想定したロールプレイングも可能です。
また、フィリピンの語学学校に集まっている受講生も、中国人や韓国人などの非英語圏のアジア人が多いため、彼らとのプライベートでの対話もアジアでの英語力向上の実践トレーニングになります。
3か月間フィリピンで毎日まじめに英会話のレッスンを受講し、日本人との交流を遮断。さらにさまざまなアジア人学生と英会話漬けの生活を送れば、シンガポールでの転職活動で十分に通用するレベルまで英語力を引き上げられるでしょう。
2. 日本でシンガポール人から英語を学ぶ
短期留学が難しいなら、日本でシンガポール人家庭教師から英語を学ぶ方法もあります。
例えば、日本から自分に合ったカリキュラムで英語を学ぶなら、こちらのようなサイトがおすすめです。シンガポールに住む英語話者から、オンラインで英会話を学べます。
British Council (Singapore):English courses for adults
他にも下記のような家庭教師のマッチングサイト(SenseiNavi.com)では言語だけでなく、国籍を指定して家庭教師を探せます。
詳細検索からシンガポール人の家庭教師を検索し、オンラインや直接会える場合は自宅やカフェ等で定期的なマンツーマンレッスンが可能です。英会話教室で欧米人から集団形式の授業を受けるよりも、効果的に会話力を伸ばせるでしょう。
もしかしたら、そのシンガポール人の家庭教師の紹介で仕事が見つかる、なんてこともあるかもしれません。
シンガポールで英語不要の日本人求人を探すなら
私の考える英語力ゼロから最短でシンガポール転職を実現するための英語勉強法を紹介しました。しかしこれらの方法はあくまでも英語面接を突破し、海外就職の入り口に立つことを目的としたものです。
当然ですが働き始めた後は仕事で成果を出し、さらに海外生活をエンジョイするためには継続的な英語学習が不可欠です。一方で、入り口に立たなければ何も始まらないのも事実なので、目標があるならできることから挑戦してみましょう。
Good Job Creationsでは、シンガポールでの就職・転職・移住に興味がある方に向けて、無料相談を実施しています。英語力に合わせたお仕事も紹介できるため、ぜひお気軽にご相談ください。
シンガポールでの就職に興味がある方には、こちらの記事もおすすめです!
>>「シンガポールに移住・転職するメリットと注意点!ビザや条件も解説」
また、シンガポールでの就職に必須の英文レジュメについてはこちらの記事を参考にしてください。
>>「英語レジュメ(英文履歴書)の書き方・作り方!簡単なテンプレートも」
ライター紹介
Satoshi Kitagawa / Good Job Creations
日本の上場企業での人事職を経て2011年に来星、現在はシンガポールの中堅人材紹介会社で代表を務める。キャリアプランニングのモットーとしては「とりあえず夢・目標を設定してみて、まずは一生懸命やってみる。違うと思ったら軌道修正。」