アジアビジネスのハブとして注目を集めるシンガポール。日本企業にとっても、ビジネス拠点としての重要性は年々高まっています。
日本貿易振興機構(JETRO)など各種公的データによれば、シンガポールには現在、多くの日本企業が進出しており、シンガポール日本商工会議所(JCCI Singapore)には785社が加盟しています(2023年12月末時点)※1。
近年では、「Japan-Singapore Co-Creation Platform」などを通じて両国間のビジネス連携がさらに深まり、イノベーション創出や新規事業展開の機会が広がっています。
なぜシンガポールが、これほどまでに日本企業に支持されているのでしょうか?
その主な理由として、以下の点が挙げられます。
- 低い法人税率(17%)
- 多国間自由貿易協定(FTA)
- 強固な知的財産権保護制度
- 透明な法制度・安定した政治体制
- 先進的な交通・通信インフラ
このような好条件により、シンガポールは「ビジネスの成長と安定の両立が実現できる国」として多くの日本企業に選ばれています。
1. 日本企業が注目すべきシンガポールの成長産業
- フィンテック(Fintech)
- スマートシティ・AI
- ロボティクス・オートメーション
- ヘルステック・バイオテクノロジー
- フードテクノロジー・サステナビリティ
日系企業の成功事例
キッコーマン株式会社(Kikkoman Corporation)
キッコーマンは、シンガポールの多様な人口構成と先進的な食品研究開発(R&D)インフラを活用し、植物由来の即席麺キットを開発、同社は2005年に国立シンガポール大学(NUS)にR&D拠点を設立し、その後バイオポリスに移転。
A*STARやEDBなどの公的機関との連携を通じて、食品科学の取り組みを拡大しています。
出典:
Made in Singapore, making a difference in the world
マキノアジア(Makino Asia)
マキノアジアは1973年にシンガポールへ進出、
「中国やインドなどの大市場を対象とする製品開発は、市場に近く、市場をよく知れる場所で行うほうが理に適う」とし、
シンガポールに日本以外ではグループで唯一の研究開発施設を保有。
管轄するアジア太平洋地域の事業がグループ全体の連結売上高の4割を超えています。
出典:
2. 貴社のシンガポール進出を支えるワンストップサポート
■ 市場情報共有・進出検討支援(Market Entry Support)
- 現地市場情報の提供 特定業界における競合状況、採用動向など、シンガポール市場に関する最新情報をリサーチし、共有します。
- ビジネス進出に関する一般的なアドバイス 現地法人設立における一般的なプロセス、必要なライセンスや留意点についての基本情報を提供します。(※登記手続き代行などは含みません)
- 法令遵守に関する情報提供 Employment Act(雇用法)、PDPA(個人情報保護法)など、進出時に知っておくべき主要規制についての情報を提供します。 ※具体的な法的助言やコンサルティングは、提携の専門機関のご紹介を通じて対応します。
■ バイリンガル人材採用支援
- 日本語・英語対応バイリンガル人材の紹介
- 営業、管理部門、カスタマーサポート、技術職など、幅広い職種に対応
- 現地採用戦略に関するアドバイス(ポジション設計・給与相場感・採用ターゲット層のご提案)
- 管理職・専門職向けサーチ型採用支援(ヘッドハンティング・リテイン型リクルーティング)
■ ビザ申請サポート
- Employment Pass (EP)、S Pass等の申請サポート
- ビザ要件の確認、申請書類準備支援(申請代行対応)
- 給与要件・職務要件のアドバイス(例:EP申請の最低給与月額は、2025年1月1日以降の新規申請の場合、一般職種でS$5,600から(金融サービス職種ではS$6,200から)となり、年齢に応じて段階的に上昇します。)
■ 給与管理・労務サポート
- 給与計算アウトソーシング(CPF、所得税控除、休暇管理)
- 従業員ハンドブック作成支援(Employment Act準拠)
- 入社・退職プロセスサポート(入社時書類、退職時IR21処理)
■ 無料リソース・情報提供
- シンガポール給与ガイドの無料配布 ➔ [給与ガイドリンク]
- 最新動向ウェビナー・セミナーの案内(雇用法改正、ビザ制度変更等)
GJCならではの強み
- 日系企業特有の意思決定スタイルや文化理解に精通
- 必要に応じ、専門家(会計士・弁護士・ビザコンサルタント)とも連携可能
- 進出前〜進出後の運営フェーズまで、フェーズごとに最適な支援を提供
3. 日本・シンガポール両政府の支援策を活用しよう
- AsiaJapan Investing for the Future 日本とASEAN諸国の経済連携強化を目的とするプログラム。現地企業とのビジネスマッチング、共同R&D支援など。
- Global Innovation Alliance (GIA) Enterprise Singaporeが推進する、海外展開支援ネットワークプログラム。市場開拓、アクセラレーション機会を提供。
4. シンガポール進出のための実践ステップ
Step 1:市場調査・現地リサーチ
- 業界規模、競合、規制環境の把握
- 顧客ターゲット・ニーズ分析
- 採用市場・人材供給状況の確認
ポイント:JETRO、EDB、現地ビジネスパートナーから一次情報を得ることが重要。
Step 2:法人設立・進出形態の決定
- 進出形態(現地法人 / 支店 / 駐在員事務所)選定
- ACRAでの会社名仮登録・登記準備
- 業種に応じたライセンス取得可否確認(例:医療、金融は追加認可が必要)
ポイント:最初から現地パートナーや法律事務所と連携することで登記がスムーズに進みます。
Step 3:人材採用・ビザ申請プラン策定
- 必要人材のポジション要件明確化
- EP/S Pass/DPビザの申請条件確認
- 採用時期・給与レンジ設定
ポイント:給与水準、職務要件によってビザ発給可否が変わるため、事前プランニングが必須。
Step 4:ローカルネットワーク構築
- JETRO、JCCI(日本商工会議所)、日本人会などに登録
- EDB(経済開発庁)、Enterprise Singapore主催の交流イベント参加
- シンガポールスタートアップエコシステムへの参画も検討
ポイント:人脈形成はシンガポールビジネス成功の鍵となります。積極的なネットワーキングが推奨されます
5. Conclusion
シンガポール進出をご検討中の皆様へ。
私たちGood Job Creationsは、貴社の第一歩を確かな成功につなげるために、全力でご支援いたします。
冒頭でも触れたように、シンガポールは、日本企業にとって今なお成長ポテンシャルの高い市場です。
そのためには、正確な情報と、現地環境に即した戦略設計、そして信頼できるパートナーの支援が重要です。
Good Job Creationsでは、リクルートサービスをご利用いただく前の段階から、無料でのご相談・アドバイスを承っております。
初期段階から貴社の課題やご要望を丁寧にヒアリングし、最適な人材戦略の立案をサポートいたします。
まずはお気軽にご相談ください。
- 豊富な実績:日系企業のシンガポール進出を数多く支援してきた確かな経験
- 文化的ギャップの橋渡し:日本とシンガポール双方の労働文化を理解し、円滑な組織融合を実現
- 特化型サービス:製造業、商社、ロジスティクスなど、日本企業が強みを持つ業界において、的確な人材紹介が可能
シンガポール展開に必要なあらゆる支援を、Good Job Creationsが一括でご提供します。
貴社の次なる挑戦を、私たちと一緒に成功へ導きましょう。
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